営業利益率
経営全般
- フリガナ
- えいぎょうりえきりつ
営業利益率 | = | 営業利益 |
売上高 |
会社の営業活動の収益性を見る経営指標である。
【解説】
・営業利益とは
営業利益は、売上高から売上原価を差し引き、さらに人件費、広告宣伝費、家賃などの販売費および一般管理費を差し引いて求められる利益をいう。
営業利益は、会社が営業活動を行うことで得られる利益であり、最悪の場合でもプラスであることが必要である。
マイナスの場合には、その事業を継続する意味がないということになる。事業からの撤退を判断するか、損益構造を見直して利益が出る体質に変える必要がある。
・営業利益率の改善
営業利益率の改善のためには、売上原価や販売費および一般管理費を減少させる必要がある。売上原価は商品の仕入高や製品の製造原価によるため減らすことに限界がある。そのため、営業利益率の改善には、主に販売費および一般管理費を圧縮することになる。
販売費および一般管理費の主なものは人件費であり、これは正社員を採用している限り固定的に発生するものであるため削減が困難である。しかし、パートやアルバイトであれば勤務時間に変動して給料が発生するため、店舗展開している小売業・サービス業の場合には働いてもらう時間帯を工夫するなどして圧縮することが可能である。
販売費および一般管理費は固定的に発生する費用が比較的多く、削減することは困難である。しかし、以下のような方法で経費を圧縮できるケースがある。
・定常業務の標準化
・情報システムの利用
・業務の切り分けによるアウトソース